グローバルな大学において、学生とのコミュニケーション手段を「恒久的に変化させる可能性」を秘めた Zoom

UMGC は Zoom Phone、Zoom Meetings、Zoom Webinars をどのように活用して、学生のニーズを満たす新たな方法を見つけることができたのでしょうか。

これは単に、新型コロナウイルスへの対応というだけではありません。業務のあり方が恒久的に変化する可能性があるのです。

Timothy Holliefield 氏

UMGC ヨーロッパ、テクニカルサポート担当アソシエイトディレクター

これは単に、新型コロナウイルスへの対応というだけではありません。業務のあり方が恒久的に変化する可能性があるのです。

Timothy Holliefield 氏

UMGC ヨーロッパ、テクニカルサポート担当アソシエイトディレクター

メリーランド大学グローバルキャンパス（UMGC）のミッションの根底には、教室の四方の壁を越えて教育を行うという信条があります。 UMGC では、世界中の 170 の教室やラーニングセンターが提供する、オンライン、ハイブリッド、対面での教育を組み合わせることにより、就業している専門家や現役の軍関係者、その他の社会人学生などがどこからでも学べるようにしています。

新型コロナウイルスのパンデミックが始まったとき、UMGC ヨーロッパの拠点内のラーニングセンターは閉鎖され、管理スタッフはリモートワークを開始しました。学生は自宅から出席するオンライン授業へと比較的スムーズに移行しましたが、スタッフは、特にグローバルの学生全員に対して、アドバイスや登録のサポートといったオンサイトのサービスをどう提供するかについて再考する必要がありました。

以下では、UMGC のヨーロッパ部門が Zoom Phone、Zoom Meetings、Zoom Webinars をどのように活用して多国間のコミュニケーションを向上させ、学生のニーズを満たす方法を見つけることができたのかをご紹介します。

Zoom Phone は「どこでも勤務」をサポートする

UMGC ヨーロッパの国際チームがリモートワークに移行したとき、電話システムが大きな課題となりました。 UMGC ヨーロッパでは、教職員用に各国の現地携帯電話を購入することも含めて検討しましたが、利用する地域向けの Zoom の統一プラットフォームを試験的に導入することに決めました。

「Zoom Phone には、100 人を超えるユーザーに対してリモートでプロビジョニングするのに必要なものすべてが備わっていました。私たちは 11 か国で運用を開始し、現地の電話番号を取得できました」と、UMGC ヨーロッパのテクニカルサポート担当アソシエイトディレクターである Timothy Holliefield 氏は言い、こう続けます。「成果はすぐに現れました。手放せないサービスになったのです。」

Zoom Phone によって、スタッフはデスクの電話に家から出られるだけでなく、管理スタッフ間で着信コールをローテーションするコールキューを作成できる柔軟性を手に入れました。「私たちはオフィスにいないときでも、学生に連絡したり学生からの連絡を受けたりできると自信をもって断言できます」と Holliefield 氏は言います。

バーチャルオフィスで顔を合わせたやり取りが可能に

Holliefield 氏は次のように言います。「当大学はオンサイトとオンラインの両方を提供していますが、学生サービスに関して言えば、人と人のつながりが重要であると考えています。私たちは Zoom 上で学生にサービスを提供するバーチャルオフィスを設置しましたが、非常に多くのトラフィックがあります。」

バーチャルオフィスは、学生が立ち寄って対応可能なスタッフから支援を受けることのできる、オープンな Zoom Meetings です。プライベートな会話が必要な場合、スタッフはブレイクアウトルームを利用できます。

Holliefield 氏は、バーチャルオフィスやその他の学生サービスはパンデミック後も続くと見ています。「これは単に、新型コロナウイルスへの対応というだけではありません。業務のあり方が恒久的に変化する可能性があるのです。」と彼は述べ、次のように続けます。「遠隔地にいる学生にサービスを提供する際の課題の 1 つは、学生が同じサービスにアクセスできない可能性があることです。現在では、対面でのミーティングを実施できない場合、リモートでの詳細なアドバイスセッションを実施できるかを検討できます。」

UMGC ヨーロッパの教育ミッションの継続

Zoom は教育を提供できるようにするだけでなく、さまざまなイベントやトリビアナイト、新入生のオリエンテーションを通じて新しい体験をもたらしたり、つながりを促進したり、コミュニティへの帰属意識を醸成したりするプラットフォームとなっています。

また UMGC ヨーロッパでは、新型コロナウイルスによって旅行が一時停止されていた間、フィールド学習プログラム（学生が 1 週間、ヨーロッパのさまざまな都市を旅行して学習する）をオンラインに移行しました。「私たちは職員の一人にドイツのフランケンシュタイン城に行ってもらい、彼女はそこから学生に向けてバーチャルツアーを行いました。次はローテンブルクで行いました」と、UMGC ヨーロッパのナショナルテストセンターおよびライブストリーミングプログラムマネージャーである Joshua Camacho 氏は言います。

「以上は、Zoom によって私たちがどのようにして教育に対するミッションを継続的に果たし、互いにつながって学生に必要なサービスを提供できるようになったかを示す、もう 1 つの例です」と Camacho 氏は述べ、次のように続けます。「これは基本的に、私たちが過去に使用していたすべてを、[for video, phone, and webinars] 1 つのプラットフォームで置き換えることにより実現したのです。」

クイニピアック大学やパリ政治学院などの他の高等教育機関が、どのように教育機関向け Zoom を活用しているのかをご覧ください。