2021 年ソーシャル インパクト レポート
Zoom のソーシャル インパクトに関する取り組みには、Care(思いやり)という Zoom のコアバリューが反映されています。 第 2 回年次ソーシャル インパクト レポートで、Zoom がコミュニティを大事にしている様子についてお読みください。
本レポートでは、次の内容をご紹介しています。
Zoom CEO からのメッセージ
Eric S. Yuan
過去数年の出来事により、変革が急務であることに、関心が集まっています。深刻な気候変動による災害、異人種への暴力と不公正、社会不安などは、いずれもグローバルなパンデミックの波及効果で浮き彫りとなり、対処が必要です。
この暗く困難な時代に光を灯している存在が、地域社会のために日々たゆまぬ努力を続けている人々と組織です。 地元で活動する人もいれば、グローバルなネットワークを構築している人もいます。 これらの人々は、必須のサービスを提供し、教育やメンタルヘルス ケアへのアクセスを向上させ、安心できる場所を必要としている人々に、安全な場所を提供しています。
私はアジア系アメリカ移民です。この一年間ずっと、私自身のコミュニティを標的にした攻撃が増えている様子を見てきて、大きな懸念を抱えています。 1 人に向けられた憎しみで、私たち全員が分断されることになります。 私は個人的に、自治体組織や非営利組織のかけがえのない尽力に感謝しています。 これらの組織は、私のコミュニティのようなコミュニティ、世界中の疎外された人々の安全と成功を確保するため、ありえないほど困難な時期にも日々活動を続けていました。
世界規模で社会にインパクトをもたらす Zoom の取り組み、Zoom Cares では、気候変動、メンタルヘルス サポートの欠如、社会的不公平など、今の時代に影を落としている重要課題に、社内の Care(思いやり)というコアバリューを拡張する活動です。 私たちは、より公正・公平で、より思いやりに満ちた未来を築く、これらの組織のサポートを支える機会を捉えています。
Zoom の最新の『ソーシャル インパクト レポート』では、私たちのすばらしいパートナーと助成先、その多大な取り組みを取り上げます。中でも子ども、LGBTQ+ の個人、有色人種コミュニティのサポートは、特に大きく取り上げています。 本レポートでは、Zoom Cares の活動の概要、Zoom 従業員が力を合わせ、みんなの力で変化をもたらしている様子を振り返ります。
これらの組織は、ポジティブでかけがえのない変化を起こすべく、活動しています。 皆様、ありがとうございます。 皆様を Zoom のパートナーと呼べることを心から感謝し、その英雄的努力を後押しする力になっていることを光栄に思います。
数字でみる影響力
1,138 万 3,500 ドル
の助成金を Zoom が出資
192 組織(41 か国)をサポート
342 万 9,519 ドル
相当の製品を慈善組織に現物寄付
33 組織(10 か国)をサポート
25,049 組織(105 か国)が Zoom の半額割引を利用
184 万 3,348 ドル
を従業員が寄付(合計額)
94 万 2,077 ドル を従業員が 14 か国で提供
90 万 1,271 ドルのと同額の寄付を Zoom が提供
1,090 組織(25 か国)をサポート
Zoom Cares の概要
Zoom の目的
当社ビジネスの強みを活かして公平性の醸成、機会の民主化、制度の公正化の実現に向けて取り組みます。
これは次の 5 つの柱を中心としたソーシャル インパクト戦略に重点的に取り組むことで達成
慈善活動
Zoom の出資がよいインパクトを後押し
製品
Zoom 製品が世界中の善意をサポート
人
Zoom の従業員が具体的な行動を通じて思いやりを表現
力
Zoom の声で差を生む
ポリシー
Zoom が不可逆の体系変化を推進
重点分野:
これらの課題で、若者と学生の成功の促進に注力しています。 疎外されたコミュニティの若者が抱える課題は、同時に複数あることや複雑に絡み合っていることもあるため、これらの複合課題もありうると覚悟して取り組んでいます。
教育
世界中で教育に関わるイノベーションをサポートしています。
環境
気候変動のインパクトがもっとも大きい人々に、サステナブルな未来を届ける取り組みを後押ししています。
社会的公平
私たちは人種、権力、貧富などの格差の是正に取り組む組織と連携しています。
メンタルヘルス
青少年の健全な取り組みとメンタルヘルスのサポートを後押ししています。
慈善活動の影響力
Zoom の出資がよいインパクトを後押し
2021 年に私たちはコミュニティを中心に据えた助成金アプローチを軸にして、慈善活動を行っています。 それにはコミュニティのステークホルダーにインパクトを及ぼす課題を深く理解しているコミュニティ リーダーたちの話を聞き、直接連携する必要がありました。 私たちの目標は、これらのリーダーから求められたやり方で、リソースを分配すること、コミュニティ リーダーとの連携を必ず意思決定プロセスに組み込むことです。
私たちのサービスを受けるコミュニティの代表者が率いるグループに重点を置きつつ、いくつかの組織を推薦してもらっています。 たとえば、黒人、先住民族、低所得者層、移民、有色人種のコミュニティのサポートに注力しています。 私たちは 500 万ドル規模に満たない草の根組織を支援するために社内の助成金制度を活用し、複数年にわたって助成金を支給しています。資金提供は柔軟に行い、申請は必要ありません。また報告義務も限られていります。
総額 1,138 万ドルの資金のうち 665 万ドル世界中の非営利組織に提供できたのは、助成先の選定に協力してくれた専門家アドバイザーたちのおかげです。このような助成先は、中東の学生にコーディング スキルを教えている Re:Coded から、一日 24 時間年中無休のホットラインでバイリンガルのメンタルヘルス サポートとカウンセリングを提供する TELL Japan まで、多岐にわたります。 Zoom の本社があるベイエリアで違いを生み出そうとしている組織(有色人種の若者の社会性と情動の学習スキル教育に携わる Ever Forward Club など)のサポートも、私たちの願いでした。
度重なる困難にも負けない私たちのパートナー組織の尽力は、地域コミュニティの現場ではっきりとした手応えをもたらし、グローバルな変化の追い風となっています。Zoom はこのようなパートナー組織を支援できることを誇りに思います。
青少年、黒人、先住民族、有色人種(BIPOC)を筆頭に、目下、メンタルヘルスが脅かされる課題が山積している状況への対応では、Boris Lawrence Henson Foundation、女優の Taraji P. Henson 氏とパートナーを組んで、募金活動イベントを実施し、有色人種コミュニティのメンタルヘルス サービスの支援金として 55 万ドルを超える寄付金を集めました。
私たちの慈善活動は、テキサス州やオーストラリアで発生した、気候変動による大規模災害から、インドで急増した新型コロナウイルス感染症まで、地域社会を揺るがす重大な局面も対象としています。 危機対応助成金では、アジア系アメリカ人と太平洋諸島出身者のコミュニティに対する暴力・差別行為の増加に対処するため、The Asian American Foundation に 5 年間で 500 万ドルを提供するなど、今喫緊の問題に取り組む組織を支援しました。
以下は 2021 年の実績です。
Zoom から 1,138 万 3,500 ドルの助成金を 192 組織(41 か国)に寄付
危機対応助成金: 49 万 5,000 ドルを 16 組織(5 か国)に提供
地元社会への助成金: 61 万ドルを Zoom 本社のあるベイエリアの 12 組織に提供
顧客助成金: 25 万ドルを 105 組織(34 か国)に提供
インパクト事例集
Kaleidoscope Youth Center
Kaleidoscope Youth Center(KYC)は、オハイオ州の LGBTQ+ の青少年(12~24 歳)のサポートに尽力しています。 センターでのプログラミング、コミュニティ教育、コミュニティ トレーニング、アドボカシー活動、市民的関与、健康・ウェルネス、住宅入居機会などのサービスを提供しています。
KYC のコミュニティ ウェルネス イニシアティブでは、青少年の生活を改善し、健康状態、ウェルネスの障害となる環境要因を特定し、LGBTQIA+ の青少年に関連する健康面の社会的決定要因の改善を支援するべく、コミュニティを基盤とした持続可能なウェルネス プログラムの実施に努めています。
「Zoom のおかげでオハイオ州全体人々、一部では他州の人々とさえつながることができました。 中には、地元に KYC のようなプログラムがない田園地域のコミュニティに住む人々も含まれています」と Erin Upchurch 氏(MSSA、LISW-S、KYC のエグゼクティブ ディレクター)は述べています。
KYC のスタッフが青少年とつながる方法の 1 つが、毎日実施している「チェックイン」です。この活動では、全員が集まり、自分の名前、代名詞、日々の特別な出来事や些末なの出来事を共有します。 この時間は、大人のメンターが若者の成功を祝ったり、辛い時期を過ごしている人に特別なサポートを提供できないかを確認したりする機会にもなっています。
直接、メンタルヘルスに対処しているサービス例には、個別カウンセリング、個別セラピーなど、トラウマや文化に配慮したメンタルヘルスと情動のサポートがあります。ヨガなど、身体から精神に働きかける活動を含む、多様な癒しとウェルネスの機会も提供する潜在的可能性があります。
予約不要で訪問・利用できる KYC の利用者センター(オハイオ州コロンバス)のカレンダーは、アートクラブ、宿題サポート、社会活動などの多様な活動が目白押しです。 LGBTQIA+ の青少年が、安全で温かい環境で、同様のアイデンティティや経験を持つ同年代のコミュニティとつながり、利用者間のディスカッション グループに参加したり、リソースやサポートを探したりしています。
Kaleidoscope Youth Center の提供画像。
インパクト事例集
Amigos de Guadalupe Center for Justice & Empowerment
Amigos de Guadalupe Center for Justice and Empowerment は、カリフォルニア州イースト サンノゼのメイフェア コミュニティを中心に、子ども、若者、その家族にサービスを提供する地域密着型機関です。
画像提供: Amigos de Guadalupe Center for Justice and Empowerment。
お客様名義での寄付
ホリデー シーズンには、お客様の選んだ非営利組織に GlobalGiving を通じて寄付できる慈善用ギフトカードを、上位のお客様にプレゼントしました。
2021 年には、Zoom のお客様に代わって 25 万ドルを寄付しました
Zoom のお客様は、世界中に散らばる 105組織(34 か国)をサポートしました
- 教育機関
- 子どもの保護
- 気候対策
- 米国
- インド
- ブラジル
Zoomtopia での寄付活動
Zoomtopia(Zoom が年に 1 度開催しているお客様記念イベント)では、Zoom Cares から最重要のお客様に、自分の選んだ非営利組織をサポートできる寄付用カードをお渡ししました。 また Zoomtopia の記念品ストアの収益金を全額、以下の組織に寄付しました。
Zoomtopia での寄付金額は、総額 10 万 9,000 ドルに上りました。支援対象の内訳は次のとおりです。
- カリフォルニア山火事基金(GlobalGiving 経由)
- 新型コロナウイルス感染症救済基金(GlobalGiving 経由)
- Wonder Foundation によるジェンダーの平等
- Instituto Revoar による社会経済教育
製品の影響力
Zoom 製品が世界中の善意をサポート
Zoom で世界をもっと身近に。 世界中の非営利組織のお客様が、Zoom 製品を強力なつながりの構築、リーチの拡大、きわめて重要なサービスの提供に活用しています
パンデミック中、各組織はバーチャルで人々を活動の輪に組み入れながらサービスを拡大しました。多くはプログラムへのアクセスを強化する方法として、バーチャルという選択肢を残そうとしています。 無料の学習支援プラットフォームである Schoolhouse.world から、環境・福祉を NPO の CORA まで、幅広い組織で、Zoom Cares の寄付した製品が、より多くの人々とのエンゲージメント、より効率的な運営、地域コミュニティへのインパクトの拡大に活用されている様子を見て、たいへん光栄に思います。
Zoom 製品の現物寄付と割引価格での製品サポートにより、多くの組織でテクノロジー ソリューションとその支払いに関する憂いが薄まり、各組織が利用者に提供するコミュニティ中心の革新的ソリューションの提供について、じっくりと考える余裕ができました。
以下は 2021 年の実績です。
342 万 9,519 ドル相当の製品を寄付
33 組織(10 か国)に Zoom ライセンスを寄付
25,049 の非営利組織(105 か国)が、TechSoup パートナーシップを通じ、Zoom 製品の 50% 割引を利用しました
インパクト事例集
CONASEMS
CONASEMS(Conselho Nacional De Secretarias Municipais De Saúde)は、ブラジルの全国市町村保健局を代表して、「統一保険制度」アジェンダの原則の堅持、人材、公的資金に重点を置きながら、新しい公衆衛生管理モデルの推進・定着に取り組んでいます。
45,257 回のミーティングに 1,276,559 人が参加
478 個のウェビナーに 67,966 人が出席(ブラジル国内合計)
画像提供: CONASEMS。
インパクト事例集
Cambiar
Cambiar Education は、学生の成功と公平性に注力する非営利のベンチャー デザイン スタジオです。すべての学生の成功を大幅に後押しする大胆なアイデアを大規模展開して、ポジティブな変化を起こすというミッションを掲げています。
「Zoom アワードのすばらしいサポートと Zoom プラットフォームの相乗効果で、私たちはリーチを大幅に拡大し、追加資金を確保できました。この資金で、さまざまなパートナー、コミュニティのニーズを満たすべく、Master Innovators の改善とカスタマイズに取り組みます」と Marie Garcia Melli 氏(Cambiar Education ディレクター)は述べています。
Cambiar Education の提供画像。
従業員の影響力
具体的な行動に表れた Zoom 従業員の Care(思いやり)
世界中に展開された Zoom の従業員は、自分たちのコミュニティと世界をよりよいものにするために邁進する、Care という社内価値観でつながっています。 Zoom 従業員は、Zoomies Care(Zoom 従業員による事前プログラム)で寄付金額の記録を打ち立て、ボランティア機会を活かして非営利パートナーとコラボレーションを行いました。その詳細については、以下でご紹介します。
多くの従業員が、同僚のサポートするたくさんの募金イベントをリードしました。
- Zoom の元従業員である故 Shawn Q.氏が始めた Zoom Goes Back to School キャンペーンでは、新学期を迎える学生・生徒とその家族を支援する地元組織のために、世界中の Zoom 拠点が募金に参加しました。 私たちの寄付金は合計で 4 万ドルを超え、Zoom のサンノゼ拠点が選んだ Family Giving Tree、アトランタの仲間たちが選んだ Students Without Mothers など、9 つの組織に贈られました。
- Zoom のダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン チームをパートナーとして組織された、Giving Tuesday イベントでは、Zoom 従業員から 46,000 ドル余り、会社からも同額の寄付を Zoom の従業員リソース グループが選んだ 6 つの非営利組織に贈りました(Asian American Legal Defense and Education Fund、The Hunger Project、Hispanic Scholarship Fund など)。
- Tour de Zoom(Zoom のアムステルダム拠点から組織された自転車競技会)には世界各地から 37 チームの Zoom 従業員が参加し、自転車の走行距離を増やすことで、10 万ドル近くの寄付を集めました。この寄付金は 世界中の 45 組織に贈られました。
Zoom 従業員が Tour de Zoom 募金キャンペーンに参加しています。
従業員寄付制度: Zoomies Care
Zoomies Care は、Zoom 従業員の寄付と会社の同額寄付を組み合わせたプログラムです。従業員は Zoomies Care を利用することで、自分の寄付と同じ内容の寄付を Zoom からも贈ることになり、自分が大切に思うサポート理由を支援できます。
以下は 2021 年の実績です。
合計寄付金額: 184 万 3,348 ドル
1,622 人の Zoom 従業員が世界中の 1,090 組織に寄付
インパクト事例集
2021 年度の注目の寄付キャンペーン
43 万 7,420 ドル を Zoom 従業員が GiveWell と GiveDirectly に寄付
Antonio と Jakob は、Maximum Impact Fund を支援することにしました。なぜなら同基金は、助成金受給者と連携して広範な研究とコラボレーションを展開しており、寄付が人々の暮らしに大きなインパクトを与えると確信できたからだそうです。 「GiveWellは、もっとも効率的な機会の特定を重視しているため、追加資金をもっとも必要とする活動に資金を提供するには、非常に効果的な方法だと感じました」と Antonio は述べています。
従業員のボランティア活動
Zoom 従業員は、金銭的な寄付だけでなく、時間やスキルも惜しみなく提供し、地域社会の慈善組織を支援しました。 非営利組織のパートナーから、従業員がユニークな方法で参加できるバーチャル ボランティアへの招待がありました。
私たちは、コミュニティ全体で取り組むべき複雑な課題を理解し、取り組みの推進に協力する機会を Zoom 従業員にくれたパートナーの皆様に感謝しています。
Team4Tech
Team4Tech は、企業と協力して社会的インパクトのあるプロジェクトを行い、恵まれない学習者のために機会を創出しています。私たちはこの非営利組織、Team4Tech と提携し、Zoom 従業員の為になるバーチャル ボランティア セッション シリーズを開発しました。
Zoom 従業員はチームを組み、EducationSuperHighway、PSYDEH、Centre for Youth and Development の支援に取り組みました。 パートナー非営利組織が直面しているテクノロジー面の課題への対処を目的とした、Design for Impact and Skills for Impact ワークショップに参加しました。
- EducationSuperHighway は、インターネットにアクセスすることはできても、接続費用がない米国の 1,800 万世帯のために、この情報格差をなくす活動をしています。 Zoom 従業員は、無料や割引価格でインターネット サービスを利用する資格を持つ家族に働きかけ、登録への抵抗を克服できる可能性を秘めた 4 つのソリューションを設計しました。
- PSYDEH はメキシコを代表する草の根市民社会組織の 1 つです。権利と人間開発に重点を置いて、疎外された先住民族の女性とコミュニティの強化に努めています。 第 3 回デザイン ワークショップでは、メキシコの女性アーティストの起業をさらに後押しする 3 つのソリューションを考案し、先住民の女性アーティストのストーリーを世界に発信するウェブサイトを開発しました。
- Centre for Youth and Development は、マラウィを基盤とする組織です。当事者が主体となり、教育、健康、経済面のエンパワーメントに焦点を当てて、持続可能な開発目標を達成するという革新的なアプローチを展開しています。 Zoom 従業員のボランティア グループは、CYD が新しい教育リソースを学校に届け、STEM 教育を受ける少女を増やすための潜在的ソリューションを 4 つ設計しました。
The Tech Interactive
The Tech Interactive は、サンノゼのダウンタウンの中心にある科学・テクノロジー センターで、親子で気楽に楽しめる施設です。 館内にはたくさんの体験型アクティビティ、実験ラボ、設計チャレンジ体験が用意されており、創造性、好奇心、思いやりを発揮して、イノベーションを起こす、人々の力を養っています。
The Tech Interactive は Zoom を次のような目的でも活用しています。
- 人気の対面式ラボをバーチャルで実施し、排水溝からゴミを排除する装置やジェットコースターを自作した学生にフィードバックを提供する。
- スタンフォード大学遺伝学部とのコラボレーション「Book a Biologist」で、生徒・学生と現役科学者をつなぐ。
- 教育者向けの専門的な能力開発を行い、教室で学んでいること、うまくいっていることについて、教師どうしで話し合う機会を提供する。
ビデオ提供: The Tech Interactive。
Dean L.
米国デンバー市
サポートを受けた組織:
Anabel G.
米国、アトランタ
サポートを受けた組織:
Emily M.
オーストラリア、シドニー
サポートを受けた組織:
Julie W.
米国、カンザスシティ
サポートを受けた組織:
全社のインパクト
Zoom には、Zoom Cares 以外にも、地域社会を支え、ポジティブな変化に貢献しているチームがたくさんあります。 こうしたチームの取り組みの成果をご紹介します。
ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン
Zoom のダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)チームは、従業員とお客様にとって考えられる、もっともインクルーシブな従業員、職場、市場、コミュニティの実現を助け、Care という Zoom のコアバリューを体現しているチームです。
職場での教育的会話を醸成し、より広範な文化の変化のパスを設定するため、DEI は、従業員が聞いて学ぶことのできる 20 回の Zoom Talks とスピーカー セッションを主催しました。 Zoom Talks は、Zoom 従業員に互いの背景や経験、考え方を知り、考え方や行動、世界観の幅を広げる機会を提供しています。
George Floyd 殺人事件から 1 年後を振り返った Danielle King 博士(ライス大学教授)、Amanda Nguyen 氏(市民権運動家、Rise 創設者)、自由の日の歴史について語った Nancy Tolson 博士(サウス カロライナ大学アフリカ系アメリカ人研究部門アシスタント ディレクター)など、そうそうたるスペシャル ゲストのお話を聞くというすばらしい機会にも恵まれました。
対外的には、Zoom の DEI チームは Zoom の代名詞機能のリリースにあたり、非常に重要な役割を果たしました。 DEI は GLAAD と連携し、Zoom の従業員リソース グループである Zoom Pride のメンバーなど、さまざまな個人と組織の貴重な意見を集め、この重要機能の設計に貢献しました。
Zoom の Pledge 投資
Zoom の Zoom Apps Fund は、Zoom のデベロッパー エコシステムの成長のシミュレーションを担当している 1 億ドル規模のグローバル ベンチャー基金です。この基金が、最初期のポートフォリオ会社に組み込む形で、Pledge への投資を選択しました。 Pledge は、革新的な募金活動プラットフォームです。Pledge では、個人と組織が Zoom 体験に [寄付する] ボタンを追加するだけで、あらゆる種類のミーティングまたはイベントの間に、シームレスに資金を募ることができます。
画像提供: Pledge。
Pledge のプラットフォームは、組織が自らのコミュニティと全世界にポジティブなインパクトを与えようとする組織の取り組みをサポートします。このような組織の長期的な歩みをサポートできることは、この上ない喜びです。
持続可能性に関する Zoom の取り組み
Zoom プラットフォームは、世界中で日々、数百万の人々のリモートワークを可能にしたことで、お客様のカーボン排出量削減に貢献しました。 また環境への影響を軽減するために、全社で持続可能な選択をするよう取り組んでいます。 ここでは、2021 年度の取り組みの概要をご紹介します。
- Zoom は持続可能性を専門とするグローバルなコンサルティング会社、Anthesis に、Zoom のオフィスでの温室ガス排出量の監査を依頼しました。 この監査は、有意義な改善点を特定し、目標を設定し、取り組みの有効性を測定するために役立てる予定です。
- 物理的スペースのエネルギー効率を高めるため、私たちは Zoom のオフィスの照明と空調システムを改修しました。
- エネルギー使用量を削減し、グリーン エネルギーを購入するため、オフィスのエネルギー使用量と電力供給元を監査しました。
プロボノ イベントのサポート
イベント サービスチームは、パートナー企業が主催するバーチャル イベントのサポートに時間を割き、パートナー組織のオーディエンスとのつながり、コミュニティ参加、教育、リソース共有を支援しました。
ボランティア時間の換算額: 12 万 9,200 ドル
- Stand Up 2 Cancer は、選ばれた寄付者がスペシャル ゲストと対面できる、セレブ交流会を主催しました。
- Association Of Children's Museums は、35 回のトレーニング セッション、2 回の本会議セッション、1 回のオンライン バラエティー番組を含むカンファレンスを開催しました。
- Teach For All が開催した 4 日間のグローバル カンファレンスには、国際的なソートリーダーたちも招かれ、65 か国から 2,000 人近いメンバーが出席しました。
- Boris Lawrence Henson Foundation とのパートナーシップにより、メンタルヘルス啓発月間を記念して「A Write to Education!: My Mental Health Matters」を主催しました。同イベントには、女優の Taraji P. Henson 氏も参加しました。 このイベントには、Pledge を使用したライブ募金活動コンポーネントが組み込まれており、Zoom からも、集まった寄付金と同額の 25 万ドルを寄付しました。
「A Write to Education!: My Mental Health Matters」募金イベントで 話をする Taraji P. Henson 氏。
ありがとうございました。
私たち自身のコミュニティへの配慮は、「世界をもっと身近に」という Zoom の企業目的と密接に関連しています。 非常に重要な活動を通じ、私たちの世界にポジティブなインパクトをもたらしている組織をサポートする機会をいただいていることは、実にありがたく特別な機会です。
zoom.us/zoomcares で、Zoom の取り組みをフォローして、Zoom の最新の寄付金発表や Zoom のパートナーについてご覧ください。
方法
方法論
Zoom の『2021 年度ソーシャル インパクト レポート』では、Zoom Cares とパートナーが 2022 会計年度(2021年2月1日~2022年1月31日)に遂行したアクション、活動、取り組みをご紹介しました。
このレポートの目標は、ここ Zoom で私たちが社会貢献の取り組みの詳細情報を何一つ隠し立てせず正確に共有することです。 ここではこのレポートを作成するために使用したデータの収集・分析方法についてご紹介します。
慈善活動
Zoom Cares の助成金については、Zoom の慈善プログラムの資金を管理・運営している Tides Foundation のパートナーの助力により報告しています。 なお、Zoom の慈善活動の一部は、Zoom から直接提供されており、該当する情報の数値は、手動で追跡・報告しています。
製品
寄付した製品の数は、従業員からのチケット リクエストと従業員の自己申告に基づいて集計しています。 寄付した製品の価値は、2022 年 3 月現在の価格モデルに基づいて計算しました。
従業員
Zoom 従業員が Zoomies Cares プログラムを通じて寄付した金額は、Zoom が追加した同額の寄付金額と一緒に社内の Benevity プラットフォームで追跡しています。
Event Services
Zoom のプロボノ イベント サービスチームが慈善イベントでプロボノ活動を行った時間の価値は、プロジェクト別の有料イベントに適用されるスタンダードなコストに基づいて換算しています。