米国およびカナダにおける Zoom Phone およびコンタクト センターのテキスト メッセージに関するポリシー

発効日: 2022年8月

SMS と MMS を使用してテキスト メッセージ(「テキスト メッセージ」)を送受信する Zoom サービスの利用は、常にこのメッセージ ポリシー(「ポリシー」)の対象となります。 Short Message Service(SMS)は、モバイル デバイスとの間で最大 160 文字のメッセージを送受信するためのサービスです。 Multimedia Message Service(MMS)は、長さが 160 文字を超えるマルチメディアとメッセージを送受信するためのサービスです。

このポリシーは、テキスト メッセージに適用される法規制を遵守するための包括的な指針として使用されることを意図したものではありません。 Zoom は、このポリシーの要件を満たすことで、適用されるあらゆる国際法、連邦法、州法、現地法、条例、規制、指令など(適用法)への準拠が保証されることを表明しません。

Zoom のテキスト メッセージ サービスは「ベスト エフォート型」サービスです。 Zoom は、ワイヤレス キャリアを介してエンド ユーザーにテキスト メッセージを配信しているため、テキスト メッセージが配信されること、または配信がサービス品質を満たすことを保証できません。 主要ワイヤレス キャリアは、後の「メッセージのルールと要件」に記載されているとおり、テキスト メッセージの配信や特定の用途の制限に関し独自のポリシーを採用しています。 違反は多額の罰金につながる可能性があるため、適用法のみならず「メッセージのルールと要件」を確実に遵守するように設計されたポリシーと手続きを策定して実践することをお客様におすすめします。

Zoom は任意の時点でこのポリシーを変更する可能性があります。 Zoom のテキスト メッセージ機能を利用すると、このポリシーに従うことに同意したことになります。

メッセージのルールと要件

1. キャンペーン登録。 送信テキスト メッセージの配信品質を向上させるには、Zoom 管理ポータルからキャンペーン登録に登録する必要があります。 主要ワイヤレス キャリアは、メッセージ送信者がアプリケーションを使用して 10DLC(10 桁のコード)番号(電話番号)からワイヤレス キャリアのお客様にテキスト メッセージを送信する前に、キャンペーン登録に登録することを求めています。 主要ワイヤレス キャリアは、登録の説明で「キャンペーン」という言葉を使用していますが、Zoom のようなクラウド サービス プロバイダーからのメッセージはすべて、登録要件の対象となるアプリケーション対人(A2P)のメッセージであると見なしています。 登録プロセスにはブランド登録、キャリアの承認を受けるキャンペーン登録が含まれています。 登録手続きを取らず、ワイヤレス キャリアが義務付けているメッセージの最大送信可能数を超えると、1 社または複数のキャリアから以下の措置を取られる場合があります。

1.1. お客様が送信するテキスト メッセージの一部または全部のブロックまたは制限

1.2. 特定のキャンペーン、10DLC 番号、またはメッセージ送信者の停止または終了

1.3. 送信者を特定できないメッセージや送信者が不明なメッセージは、スパム防止ポリシーの適用を受ける可能性があります

ワイヤレス キャリアがメッセージ送信者に上記のいずれかの制限を課した場合も、Zoom には一切責任がありません。 お客様がキャンペーン登録に登録しない場合、お客様が送信したテキスト メッセージが配信されること、または配信がサービス品質を満たすことを Zoom は保証できません。

2. メッセージ キャンペーンへの同意。 メッセージ送信者は、送信されたメッセージ キャンペーンごとに、適切な同意を取り付ける必要があります。 送信メッセージは、受信者が受信に同意しているメッセージ タイプと同タイプにする必要があり、受信者が提供した番号にのみ送信しなくてはなりません。 なんらかの目的のために自分の番号を提供する個人は、その特定のメッセージ送信者からその特定の目的でのみ、メッセージを受信することに同意します。 メッセージを送信する者は、同意を取り付ける前に、自らの身元を明確に伝える必要があります。 他者を欺く方法で同意を取り付けてはなりません。

得た同意を移転または譲渡することもできません。 メッセージ送信者が、消費者からサードパーティに関する同意を得た場合、送信者は消費者に、該当するサードパーティをはっきりと特定する必要があり、併せて同意はサードパーティからのコミュニケーションにのみ適用されることを明言する必要があります。

2.1 同意記録。 メッセージ送信者は、個人から提供された同意をすべて、4 年間以上保管しておく必要があります。 Zoom や Zoom のキャリアは随時、消費者にオプトインの証明を要求できます。 たとえば次のような同意記録が、認められています。

2.1.1 同意取得のタイムスタンプ

2.1.2 同意取得の媒体

2.1.3 同意を得た特定のキャンペーン

2.1.4 メッセージ受信の同意を取り付けた電話番号

2.2 オプトアウト。 メッセージ受信者は、なんらかの合理的な手段を通じて同意を撤回し、以後のメッセージの受信をオプトアウトすることができます。 メッセージ プログラムは、少なくとも共通のキーワードである「停止」「終了」「キャンセル」「サブスクリプション解除」「やめる」といった、よく使われるキーワードに対応する必要があります。反復メッセージ プログラムでは、プログラムをオプトインし、定期的にコンテンツ サービスに関わる表示する必要があります。 Zoom またはメッセージ キャリアは、特定のメッセージ キャンペーンを停止または終了でき、および / または多量または高い割合のオプトアウト メッセージを受信した時点で、発信側番号をブロックできるものとします。 メッセージ送信者は、メッセージ キャンペーンのオプトアウトを求める合理的回避リクエストを回避するために Zoom を使用してはなりません。

3. 禁止された同意。 Zoom は利用規定に反するテキスト メッセージも禁止しています。

3.1 成人向けコンテンツ。 性、ヘイト、アルコール、火器、タバコ、ギャンブル、宝くじ、懸賞、およびその他の年齢制限の対象となるコンテンツの要素を含むテキスト メッセージは、一部の法域では明示的に禁止されており、追加の要件が関わってくる可能性があります。 世界中の米国をはじめとする司法管轄では、18 歳未満の子どもへのマーケティング コミュニケーションには追加の法的要件が適用されます。 メッセージが受信される司法管轄の適用法すべての遵守は、メッセージ送信者の責任です。

3.1.1 メッセージ送信者はオプトイン時に年齢を確認する機構を組み込み、対象となるメッセージ受信者が年齢に応じて成人向けコンテンツから保護されるよう制限を設ける必要があります。 年齢制限機構には、消費者の同意によるオプトイン手続き中の生年月日確認も含まれます。 「はい」「いいえ」の応答に限られた年齢制限機構は、許容されません。

3.1.2 メッセージ送信者は、Zoom または法執行機関から、成人向けコンテンツを規制している現地法に照らして同意の証拠の提供を求められた場合、従う必要があります。

4. 禁止されたメッセージ技術。 メッセージ送信者は、メッセージ要件および業界標準へのコンプライアンスを徹底するために Zoom もしくはキャリアが実装したいかなる手段も、回避してはならないものとします。 お客様が次のメッセージ技術を使用した場合、Zoom または Zoom のキャリアは、お客様のテキスト メッセージを停止または終了することができます。

4.1 スプーフィング。 Zoom では、なりすましに関する適用法をすべて遵守する必要があります。

4.2 スノーシュー スパムの送信。

4.3 URL 短縮。 URL 短縮を含むメッセージは、キャリアにブロックされる可能性があるため、URL 短縮は使用しないよう呼び掛けています。

4.4 URL リダイレクト。

4.5 埋め込み電話番号。 メッセージには、未発行の電話番号に割り当てまたは転送された電話番号を含めてはならないものとします。ただしその電話番号の所有者(個人または登記された法人)が、誤解の余地がない書き方で、該当するテキスト メッセージに記載されている場合は、この限りではありません。

5. 法的責任。 お客様のメッセージの内容、タイミング、または受信者がすべての適用法を満たしていることを確認する責任は、Zoom にはありません。お客様が、適用法と CTIA Messaging Principles を遵守する単独の責任を負います。 「CTIA Messaging Principles」とは、CTIA ワイヤレス通信業者協会が随時改正、補足および / または優先している CTIA Messaging Principles and Best Practices(2019年7月)、または CTIA が公表しているその他すべての類似文書もしくはガイドラインを指します。

Zoom をメッセージ用途で使用しているプラットフォームまたはソフトウェア プロバイダーは、このポリシー、適用法、および CTIA Messaging Principles に取り上げられた要件の遵守を顧客にも義務付ける必要があります。 Zoom はお客様がメッセージを利用してなんらかのサービスを提供する、お客様のいかなる顧客、またはその他のいかなる人物または主体に対しても、一切関係または義務がありません。

6. ペナルティ。 Zoom は、誰であれ Zoom のポリシーまたは適法法を遵守していないお客様を Zoom プラットフォームの利用を停止する、または Zoom プラットフォームから削除する権限を留保します。 加えてキャリアは、その規約に違反しているメッセージ送信者に対し、ペナルティを科す可能性があります。 メッセージが Zoom のメッセージ サービスを利用して送信されたことを理由に、キャリアまたはなんらかのサードパーティから Zoom がペナルティを科された場合、Zoom はそのようなペナルティをお客様に請求できるものとします。

Zoom のポリシーは、適用法規制の要件に準拠するために変更が必要になる場合があります。 Zoom のポリシーになんらかの変更が加わった場合、その内容は本サイトに掲載されます。 Zoom のポリシーの更新に関する通知をご希望の方は、以下のボックスにメールアドレスを入力してください。