ヘルプデスクをイメージする方法として、業務上の技術的な問題が発生したときの問い合わせ先を考えてみてください。たとえば、コンピュータのオペレーティング システムのアップグレードに関するサポートが必要であるとします。あるいは、ビジネスアプリに問題が発生し、担当企業に問い合わせてサポートを依頼する必要があるかもしれません。このような例はどちらも一般的な「カスタマー サービス」の分野に該当し、サポートを担当するヘルプデスク エージェントが対応します。
ヘルプデスクは、従業員や請負業者など企業の内部顧客にサービスを提供することもある一方で、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークの使用状況に関する技術的な問題も監視しています。また、技術的なアシストやサポートを提供する場合、社外顧客に対応することもあります。サービスの提供対象が誰であれ、一般的にヘルプデスク エージェントとスーパーバイザーはインシデント管理の問題に対応しますが、サービスデスクとして機能し、障害対応リクエスト以外のカスタマー サポートを提供することもめずらしくありません。
時に、ヘルプデスクは社内顧客と社外顧客に対するテクニカル サポートのあらゆる側面に対応することも、より大規模なカスタマー サービス部門で機能することもあります。ヘルプデスクは、ビジネスのネット プロモーター スコア(NPS)や顧客満足度スコア(CSAT)に影響するケースもあるため、カスタマー サポートチームがヘルプデスク ソフトウェアを使用して顧客満足度と顧客体験(CX)に関連するパフォーマンス指標をトラッキングすることもめずらしくありません。