医療機関向け Zoom

医療機関向け Zoom 展開・利用ガイド

 

医療機関全体への Zoom の展開から、医療機関が遠隔医療に利用できる連携、リソース、ミーティング内コントロールまでのすべてを Zoom がご紹介します。

Zoom は、臨床医などの医療従事者が高品質の医療を提供し、患者とつながり、変化の激しい医療機関組織のニーズを満たすお手伝いをしています。 世界中であらゆる規模の医療機関が、遠隔医療、共同医療、医療教育、公衆医療サービスなど、多様な用途で、患者の生活向上支援に Zoom プラットフォームを利用しています。

以下のガイドでは、医療機関向け Zoom のセットアップと利用に関する多くのリソースやヒント、ガイダンスを提供しています。

順を追ったオンボーディング ガイドにより、皆様のアカウント設定を支援します。 Zoom では、医療機関の安全とプライバシーを維持するための、多くのオプションと設定をご用意しています。

1. 展開の概要

Zoom の展開の概要を簡単にご説明します。

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  • 専任カスタマー サクセス マネージャー(CSM)が 30 分間で次の内容をカバーするキックオフ通話にご参加ください。
    • 展開の目的
    • プロジェクトの範囲と実装のタイムライン
    • 時間枠と責任分担に関する想定事項
    • 製品要件
  • 展開の準備: 管理者は展開ガイドの手順を完了して展開準備を整えます(ユーザー管理、Zoom デスクトップ クライアントや Zoom モバイルアプリのインストールなど)
  • 管理者への製品トレーニング: 管理者ポータルの概要と Zoom アカウントの管理方法について学びます
  • ユーザーへの製品トレーニング: 各医療機関のスタッフと医療従事者は、遠隔医療、患者対応、スタッフ連絡など、さまざまな用途での Zoom の基礎的な使用法について学びます
  • 稼働開始: 組織に Zoom を展開します
  • 次の要領で、担当 CSM とのミーティングにチェックインします
  • ビジネスレビュー

2. 展開の基本操作
Zoom 展開チームを結成する

Zoom アカウントを設定する最初のステップの 1 つは、Zoom の展開と日々の運用を主管する管理チームを割り当てることです。

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  • 組織内の Zoom 管理者の割り当て
    • Zoom 管理者は所属組織内の Zoom 展開の責任者です。 管理者はアカウント内のユーザーを管理する責任を担い、その一環としてユーザーの追加、削除、編集を行います。 組織の設定、API 機能、SSO も管理できます。 システムロールの把握と確認
  • システムロールの把握と確認
    • 組織の Zoom アカウントには、次の 3 種類のロールがあります。
      • オーナー: ロール管理を含め、すべての特権があります。 [ロール管理] では、ユーザーをロールに割り当てることができ、ロールを割り当てられたユーザーには、アカウントの一部のページを表示・編集する権限が付与されます。 アカウント オーナーは各アカウントに 1 人きりです。
      • 管理者(バックエンド ユーザー): ユーザーを追加、削除、または編集できます。 API、SSO、ミーティング コネクタなどの高度な機能を管理できます。 管理者は Zoom アカウント内の設定に変更を加えることもできます。 アカウント管理者は、各アカウントに複数いても構いません。
      • メンバー: 管理者権限を持たないエンドユーザー全員です。
  • アカウント オーナーの最初のステップ(オプション): アカウント オーナーは、アカウントに新しい管理者やカスタム アクセスロールを初めて指定できる唯一のロールです。
    • ユーザーのロールが作成された後、オーナー(または、ロール管理の権限を有するその他のユーザー)は、そのロールにユーザーを割り当て、対象ユーザーに対し、アカウントに属するページの一部を視聴・編集する権限を付与することもできます。 管理者にロール管理権限を与えるには、以下の手順どおりに捜査してください。
      • アカウント オーナーまたはロールの編集にアクセスできるユーザーとして、Zoom.us にサインインします。
      • ナビゲーション メニューで、[ユーザー管理] をクリックしてから、[ロール管理] をクリックします。
      • 管理者ロールを与えようとする [アクション] 列部分の [編集] をクリックします。
      • このロールのユーザーが目的のページを表示または編集する権限を有効にするチェックボックスをクリックします。
      • ページ下部にスクロールして、[設定を保存] をクリックします。

3. Zoom でのユーザー管理

アカウント オーナーとアカウント管理者は [ユーザー管理] を使用することで、ロールやアドオン機能の追加、削除、割り当てなどにより、担当ユーザーを管理できます。

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  • ライセンス ニーズの把握・確認
    • すべてのユーザーに有料の Zoom ライセンスが必要でしょうか? 組織内の多様なユーザーに最適なライセンス タイプを判断するには、Zoom ユーザーのタイプとロールの詳細情報についてご確認ください。
  • ユーザーのプロビジョニング
    • アカウント管理者とアカウント オーナーは、Zoom ウェブポータルからユーザーの追加や管理を手動で実行できるほか、.csv 形式のバッチファイルをインポートすることでユーザーの一括インポートを行い、時間を節約することもできます。 まず「ユーザーの管理」をご覧ください。

4. Zoom アカウント プロフィール

アカウント プロフィール」ページでは、基本的なアカウント情報を確認できます。 アカウントには、アカウントのサイズに応じて、会社全体または各ユーザーを含めることができます。

ロールとサブスクリプションに基づき、アカウント サポート情報、関連ドメイン、バニティ URL、クラウド レコーディングとオーディオ使用の詳細を含む使用状況の概要などの高度な機能を表示および管理することもできます。

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  • カスタマイズしたブランディングとロゴを使用してバニティ URL を作成すると、Zoom へのサインオン体験をブランドに合わせることができます。
    • バニティ URL はyourcompany.zoom.usなど、会社のカスタムURLです。 SSO(シングル サインオン)を有効にする場合は、このサブドメインが、SSO 経由でログインするようにユーザーを誘導する設定に必要になるため、ご注意ください。
  • 関連ドメインを申請すると、設定を合理化でき、管理チームに追加の負担がかかりません。
    • 関連ドメインのメリットとは、何でしょうか? 組織のメールアドレス ドメインを持つユーザーはすべて、お使いのアカウントに属することになります。 また、将来同じドメインを使用してサインアップするユーザーも全員、お使いのアカウントに自動的に加わることになります。
  • シングル サインオン(SSO)方式を利用して、もう 1 段階、セキュリティを強化しましょう。SSO 方式では、会社の認証情報を使用するとサインインできます。
    • Zoom SSO を使用するメリットとは、何でしょうか? Zoom SSO を使用することで、ユーザー体験とアカウント管理を合理化できます。 Zoom はサービス プロバイダー(SP)として機能し、自動ユーザー プロビジョニングを提供します。

5. セキュリティ向上を目的としたアカウント設定の構成

Zoom では、ビデオ支援型バーチャル診察、患者中心の医療サービス、医療管理、医療教育など、組織内で遂行するタスクに応じ、異なるサブグループを作成することができます。

  • Zoom では、ポリシーごとに設定を編集・管理するグループを作成できるため、権限を付与する必要があるユーザーにのみ権限を付与して、情報を保護することができます。 たとえば一部の医療従事者のグループに、患者の Zoom 経由でのサービス利用のレコーディングをクラウドに残し、レコーディングのリンクを患者のカルテに追加したり、レコーディングをお客様のサーバーにダウンロードしたりすることが、推奨されている場合があります。 ところがお客様のポリシーで、特定の専門分野では患者のサービス利用状況のレコーディングが許可されていない場合もあります。このような場合、サブグループごとに適切な権限を与えるようアカウントを設定する方法もあります。
  • 組織はアカウント設定や権限管理の機能を利用して、保護対象の健康情報(PHI)を保護し、HIPAA 順守の義務を果たすことができます。
  • 担当 CSM はお客様の管理者トレーニング中にアカウント設定とグループ管理をレビューします。

6. 稼働開始の準備

適切なツール、リソース、トレーニングを与えることで、チームに Zoom を適切に導入しましょう。

  • Zoom デスクトップ クライアントの展開とインストール: Zoom デスクトップ クライアントがユーザーに提供するセッション内体験は、業界随一です。 組織全体に Zoom デスクトップ クライアントや Zoom モバイルアプリを展開するには、2 つの方式があります。
    • 従業員による手動インストール: Zoom デスクトップ クライアントや Zoom モバイルアプリをこちら(https://zoom.us/download)から各自でダウンロードし、インストールするよう医療従事者やスタッフに指示する方法もあります。
    • アカウント管理者チームによる一括インストール: 管理者が各スタッフに代わり、Windows や Mac 向けの MSI 環境で Zoom デスクトップ クライアントを展開することもできます。その場合はよりシームレスな移行となり、ユーザーがより迅速に利用を開始できます。
  • チームのカレンダー連携のセットアップ(おすすめのオプション): Outlook または Google カレンダーをご利用の場合、カレンダー用のアドオンや拡張機能をインストールすると、組織内の医療従事者やスタッフがもっとも効率的にスケジューリングできます。
  • 管理者トレーニングへの出席: アカウント オーナーやアカウント管理者はこのセッション中、担当 CSM と 60 分間、管理者ポータルの概要や Zoom アカウントの管理方法を学んで過ごします。 終了時には、組織で Zoom を効率的に管理するために必要な知識とリソースが、備わることになります。
  • エンドユーザー向けトレーニングへの出席: このトレーニングでは医療機関と医療機関スタッフが、割り当ての CSM と一緒に 60 分間、Zoom Meetings の基本を学びます。 スケジューリング、ミーティングへのほかのユーザーの招待、ホストのコントロール、Zoom ウェブポータル、クライアント デスクトップ アプリケーションについて説明します。
  • チームにコミュニケーションを展開: 組織内の Zoom 担当チームに連絡する内部のコミュニケーションとリソースを確立します。
    • 社内告知: 組織内のチームに、組織で Zoom を利用していることを通知します。 利用開始に関する情報を提供し、予期された質問に対応し、スタッフに Zoom 利用を開始できる時期について情報を提供します。
    • トレーニング告知: Zoom ユーザー トレーニングについてチームの周知を図ります。
    • トレーニングの再案内: 予定されているトレーニング セッションについて思い出すようにチームにあらためて声をかけます。 ユーザーに次の事前準備用のトレーニングとリソースを提供し、セッションの準備を促すこともできます。
      • Zoom Meetings 入門ライブ ウェビナー: Zoom 社内の Zoom 専門家と一緒に 45 分間、Zoom Meetings の基本を学習します。
      • Zoom Meetings 上級ライブ ウェビナー: 組織内に Zoom の知識・技術を極めようとしているユーザーはいらっしゃいますか? この 60 分の Zoom Meetings のツアーでは、基本レベルでは扱わない内容まで学ぶことができます。
      • Zoom ヘルプセンター: Zoom の各種機能については、Zoom がご用意したサポート記事を検索してみてください。
    • 展開後のメール: 貴重なヒントを共有し、 Zoom でのユーザー導入を推進します。

7. 展開後: 測定、適応、成功

堅牢なレポート機能とダッシュボード ツールで、組織の使用状況を継続的に追跡できます。

  • ウェブポータルの [レポート] セクションは、組織における Zoom の使用状況を確認できるようにアカウント、ミーティング、ウェビナーの統計をアカウント オーナーやアカウント管理者に提供する強力なツールです。ご活用ください。
  • Zoom ダッシュボード の全体的な利用方法、ミーティング内のライブデータなどについて概要をご紹介します。 このデータを利用すると、発生する可能性がある問題を分析し、接続品質を確認し、ユーザーの社内ミーティング主催状況を把握することができます。

8. Zoom Phone 展開

最新のコミュニケーション ソリューションが組織にもたらすメリットをお客様が活用できるように、新規の Zoom Phone システムの実装を Zoom が支援することもできます。 実装される Zoom Phone 展開には、専任サクセスチームによるサポートと無料トレーニングも含まれています。 物理的な電話機、ソフトフォン、両者混在のいずれを実装する場合も、Zoom がセットアップ プロセスをガイドし、チームが順調に稼働を開始できるように設定をサポートすることができます。

  • また事業提携契約が遂行された場合、患者とのコミュニケーションに Zoom Phone の製品と機能を使用することもできます。 適切に使用すれば、Zoom Phone で通話を受発信し、ビジュアル ボイスメールやコール レコーディングなどの機能を活用することができます。 GReminders のようなスケジューリング連携を使用して、患者にリマインダーのテキスト メッセージを自動送信することさえできます。
  • Zoom Phone 展開プロセスプランのダウンロードはこちら。

連携により臨床ワークフローや管理ワークフローを合理化し、シンプルにして、医療従事者、患者、スタッフが Zoom で一段と簡単につながることができるようになります。 遠隔医療、医療教育、医療機関のコラボレーションのいずれに Zoom を利用する組織でも、ニーズに合った連携を Zoom はご用意しています。

ご要望の医療機関向け Zoom 連携アプリを探すには、医療機関向けの Zoom 連携アプリ マーケットプレイスをご覧ください。 電子健康記録(EHR)プラットフォームで具体的な連携を検索する方法、以下の支援用に構築されたアプリを閲覧する方法があります。

  • オンライン スケジューリング
  • 患者の受け入れ
  • 予約のリマインダー

医療機関は Zoom と連携することにより、世界中のどこからでも数クリックで医療従事者と患者をつなぐことができます。 Zoom で特によくご利用いただいている主要 EHR プラットフォームの連携例をいくつかご紹介しましょう。

Epic

Epic と連携した Zoom 連携アプリでは、医療従事者と患者が Epic オンライン医療予約から簡単に Zoom セッションを立ち上げることができます。

医療従事者には次のようなメリットがあります。

  • 予約されているビデオ セッションに患者が参加したとき、Epic から通知を受けることができます。
  • Epic でカルテへの書き込みを続けながら、Epic から直接、Zoom ビデオでの診察を開始できます。
  • 追加の患者をビデオ診察セッションに招待できます。
  • 患者を待機室に配置することで、セッション接続を維持したまま、1 人の患者に対し複数の医療従事者が続けて診察を始めては終えることができます。

患者には次のようなメリットがあります。

  • パソコンやモバイル デバイスの MyChart から Zoom を起動できます。
  • 医療従事者より早くビデオ診察セッションに参加したときは、カスタム メッセージが届きます。
  • 一度接続を切った後も、医療従事者がセッションに残っていればビデオ診察セッションに再度加わることができます。

詳細情報については、Epic 連携のインストールおよび設定ガイドをご覧ください。

Cerner

現在、ベータ版のお客様を受け付けている Cerner と Zoom の連携です。利用すると、医療機関が Cerner 電子健康記録内から Zoom を起動できます。 Cerner ユーザーは、Zoom と Cerner の連携を利用して Zoom をすばやく起動したり、Zoom からメールで届けられるミーティング リンクを利用したりして、臨床医のバーチャル診察を受けることができます。

医療従事者は近日中に次のようなメリットを利用できるようになります。

  • 患者が予約の待機室に入ると、患者の Cerner PowerChart® で通知を受けることができます。
  • 患者の PowerChart® 内でミーティング リンクをクリックすると、予定されているセッションに参加できます。 また医療従事者は、Zoom Meetings の参加中からすべて患者の PowerChart® 内から検査結果の共有や書類入力もできます。
  • 家族、通訳、ほかの医療従事者といった追加の参加者に招待リンクを送信し、セッションに参加してもらうことができます。
  • 患者を待機室に配置すると、セッション接続を維持したまま、診察を開始または終了でき、複数の医療機関間で医療の継続性を維持できます。

患者は近日中に次のようなメリットを利用できるようになります。

  • できメールアドレス宛てに送信される固有リンクを使用して、ビデオ診察セッションに参加できます。
  • デバイステストを行い、オーディオ、ビデオ、マイクが正常に動作していることを確認できます。

Zoom と Cerner の連携の詳細情報については、Cerner のアプリ ギャラリーで関心時に関するメッセージを送信するか、Zoom アカウント エグゼクティブにお問い合わせください。

生産性、コラボレーション、マーケティングなどを合理化するアプリや連携を 1,500 余りも提供している Zoom 連携アプリ マーケットプレイスをご覧ください。

このセクションでは、医療従事者、医療助手、スケジューリング スタッフが Zoom を使用して遠隔医療サービスを提供できるようになるバーチャル ワークフローの設定方法について説明します。 次のワークフローはすべて Zoom で実施できます。

  • 遠隔トリアージ
  • グループ治療セッション
  • 患者のチェックイン
  • バーチャル クリニックの新設
  • 患者と 1 対 1 でのバーチャル診察
  • 入院患者と外来患者のワークフロー
  • 都市部から離れた地域の患者と医師のワークフロー

遠隔医療ワークフローのセットアップ

  • ライブ Zoom Meetings トレーニングに出席します。
  • スケジューリングに関与するスタッフの医療従事者アカウントすべてと医療助手アカウントすべてに、スケジューリング特権を割り当てます(具体的な操作は、アカウント管理者が [ユーザー管理] 下で目的のユーザーの名前をクリックするだけ)。
  • Zoom セッションへの招待状を患者に送る方法を決定します。
  • Zoom を EHR と統合する場合は、EHR ベンダーまたは Zoom 連携アプリ マーケットプレイスで、利用可能な連携をご確認ください。
  • 医療従事者や医療助手は、所定のミーティングに接続すると、待機室の患者を受け入れることができます。
  • 複数の患者を別々のバーチャル ルームに割り当てる領域が必要な場合は、ブレイクアウト ルームの管理に関する記事をご覧ください。

遠隔医療に必要な Zoom アカウント ロール
管理者

医療機関向け Zoom アカウントを管理し、ユーザーへのライセンス付与の管理、全体アカウントのアカウント設定の調整、レポートの実行などの責任を担うユーザーです。

スケジュール管理スタッフ

ほかのユーザー(医療助手や医療従事者など)に代わり、Zoom セッションのスケジュールを設定・調整できるユーザーです。 スケジュール管理スタッフは自動的に、当人がスケジュールを設定したセッションの代替ホストとなります。

ホスト

ミーティング ホストは、参加者を管理するなど、各 Zoom ミーティングを多面にわたりコントロールできます。 遠隔医療の予約では、セッションのホストを患者の診療担当者が務める必要があります。

代替ホスト

代替ホストもミーティング ホストと同様にミーティングの参加者を管理できます。 ホストがまだセッションに参加していない場合、代替ホストはミーティングを開始することもできます。 スタッフや医療助手が、医療従事者の代わりにミーティングのスケジュールを組むと、スケジュールを組んだユーザーが代替ホストとして割り当てられます。

詳細は、ミーティングでのロールをご覧ください。

各ユーザー(スケジュール設定スタッフ、医療助手、看護師、医師)にそれぞれ Zoom の有料ライセンスが必要です。

遠隔医療に最適な Zoom の機能
待機室

ホストは待機室機能を利用して、参加者がミーティングに参加するタイミングをコントロールできます。 このため医療従事者は、待機室にいるユーザーが目的の患者であることを確認してからミーティング セッションへの参加を許可することができます。 ミーティング ホストは、出席者を個別に受け入れることも、全員一括で受け入れることもできます。

同時開催ミーティング

一部のライセンスを保持している医療従事者やスタッフ メンバーは、複数の同時開催ミーティングを主催できます。 たとえば医療助手が 1 人の患者との Zoom セッションを開始し、その患者を待機室に配置してから、医療従事者の参加を待つこともできます。 その後この医療助手は、1 人目のセッションを開いたまま、2 人目の患者と新しくセッションを開始することができます。

ブレイクアウト ルーム

ブレイクアウト ルームを利用すると、ミーティングのサブセッションを作成できます。 患者教育やグループ治療のセッションで、医療従事者が大きなグループを小人数のブレイクアウト ルーム数個に分割したり、メイングループがミーティングを続けている間に 1 人の患者をブレイクアウト ルームに招待し、1 対 1 のセッションへの参加を促したりすることができます。

言語通訳

通訳にもミーティングやウェビナーに参加してもらう必要がありますか? この機能を有効にするには、Zoom テクニカル サポートにお問い合わせください。 通訳者は各自で、自分が通訳する言語の専用オーディオ チャンネルを用意します。

スケジューリング特権

アカウント内のユーザーまたは複数のユーザーに代理人ロールを割り当て、ミーティングのスケジュール作成を委任することができます。 この機能を利用すると、クリニックのスタッフが医療従事者の予約のスケジュールを代行できます。

遠隔医療用 Zoom アカウントを適切に管理するアイデアが必要ですか? Butler Health System での Zoom 活用ケーススタディでは、遠隔医療ワークフローの例をいくつかご紹介しています。

その他のお客様の声

ビデオ チュートリアル

遠隔医療の診察セッションのセットアップ

遠隔医療の診察セッションの管理

医療業界でバーチャル医療への移行が続いている今、バーチャルでもミーティングのセキュリティを確保し、患者との強い絆を構築できるよう環境を整備することが重要です。 ミーティングのセキュリティを確保し、患者に最高のバーチャル医療体験を提供するために、この医療従事者用チェックリスト(医療機関の経営スタッフは、このリソースを臨床医にお渡しください)をご覧ください。

医療従事者用チェックリストをダウンロード

医療従事者側でも、遠隔医療での Zoom 利用に対する患者の安心感や自信が高まるよう働きかけることができます。 こちらは、バーチャル診察セッションに向けて参加者に渡し、準備を促すための参加者用チェックリストです。

患者用チェックリストをダウンロード

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