おおよその所要時間: 15~30 分

継続は力なり

生徒が少人数のグループに分かれて、順番に教師が差別化した質問リストの問題に取り組むようにすると、質問に答える実地練習や、それぞれの回答を補足する練習をさらに積むことができます。 生徒は互いにサポートし合うことで、ストレスの少ない差別化された環境で、誤解を解きほぐしてスキルと習熟度を上げることができます。

効果的な学習を後押しする主な要素:

絞り込みと関連性

差別化された方法と教材

社会的なつながり

ピアラーニングと生徒間のコラボレーション

積極的な取り組み

本格的な 探究と応用

成長を重視

継続的な 練習の機会

理由

対面式で教える場合によくあるのが、教師が生徒に教室の前にある黒板やホワイトボードを使って回答を発表してもらうことです。 こうすれば、他の生徒は問題を解決するに至る手順を見ることができますし、発表者に選ばれた生徒に対しては習得度を上げるサポートができます。その生徒は、自分のプロセスを説明する必要があるからです。 リモート環境やハイブリッド環境では、この戦略は難しいかもしれません。というのも、多くの生徒はアナログなやり方(紙のノートなど)で問題を解くため、簡単には共有できないからです。 この課題に対処するために教育者が活用できるのが、Zoom の「ホワイトボード」機能です。この機能を使えば、ホストもユーザーも、回答を目に見える形で表示したり、他の人の回答に注釈を付けたりすることができます。

機能:

ホワイトボード機能

Zoom のホワイトボード機能を使用すると、生徒と教師の双方が、対面でもリモートでも、自分の回答を目に見える形でクラス全体に共有できます。 また、ほかの参加者がお互いの回答に注釈をつけることもできるので、コラボレーションや相互学習がさらに円滑になります。

教師がホワイトボード機能を利用するためには、まず [画面の共有] をクリックし、ホワイトボードを選択します。 ホワイトボード上では、絵を描いたり、テキストを入力したり、消したりできます。 一度ホワイトボードをダウンロードすれば、ほかの人も同時にホワイトボードに注釈を付けられるように許可することもできます。 最上部のナビゲーションで「詳細」というラベルが付いた 3 つの点を使用すると、教師は注釈に名前を付けるかどうか設定することができます。これで、生徒の不適切な注釈を防ぎやすくなります。

導入

教師がホワイトボード機能を利用するためには、まず [画面の共有] をクリックし、ホワイトボードを選択します。 ホワイトボード上では、絵を描いたり、テキストを入力したり、消したりできます。 一度ホワイトボードをダウンロードすれば、ほかの人も同時にホワイトボードに注釈を付けられるように許可することもできます。 最上部のナビゲーションで「詳細」というラベルが付いた 3 つの点を使用すると、教師は注釈に名前を付けるかどうか設定することができます。これで、生徒の不適切な注釈を防ぎやすくなります。

  • ホワイトボードの使い方(生徒がすべきこと、してはならないこと)を明確に設定する
  • グループワークの規範を定める(仕事、期待値、共有の順番など)
  • あまり深刻ではないシナリオで、ホワイトボード機能の使い方を練習をする(グループに分かれてそれぞれ犬を描くなど)

コンテンツを重視していないシナリオでテクノロジーを使用し、コレボレーションを練習することで、生徒はコンテンツを重視した作業を効果的に実施するために必要なスキルを身につけることができます。

生徒が少人数グループでの作業や機能の使用に慣れ、何を求められているのか明確になったら、教師は少人数グループでの時間にこのテクニックを使うことができます。 「継続は力なり」を実践するためには、以下のようなことから始めましょう。

  1. 少人数グループに時間次第で 3~10 問出題し、グループで取り組んでもらいます。
  2. 各生徒はホワイトボード機能を使って、順番に自分の回答を見せたり、目で見て質問に答えたりします。
  3. 各生徒が問題を解いた後、少人数グループはホワイトボードに注釈を付けたり、口頭で質問したり、フィードバックしたり、サポートしたりできます。
  4. 共有が終わると、生徒は自分の回答を保存し、最終的には教師と共有するコラボレーション ドキュメントに追加します (例: Google Doc、フォルダ、スライドなど)。
  5. そして次の生徒が次の問題に回答し、ステップ 2~4 を繰り返します。

このような少人数グループは、その教育に何が必要かに基づいて、異種ベース、同種ベース、選択ベースなどにすることができます。 そうすることで、教育者は生徒をレベル別のグループに分け、より差別化されたやり方で練習させたり、生徒が互いにサポートし合えるような異種が集まるグループを作ったりできます(主に高学年で実施しますが、低学年の場合でも大人のサポートがあれば実施可能です)。

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