Zoom Phone Communications, Inc. 911 緊急通話サービスに関するお客様への通知

本通知には、Zoom Phone サービスで 911 緊急通話サービスに接続する機能について、重要な情報が含まれています。 注意深く目を通していただきますようお願い申し上げます。

Zoom Phone 911 サービス: Zoom Phone 911 サービスは、従来の緊急通話サービスとは動作が異なります。 FCC の指示により、911 が利用できない状況、または従来の 911 サービスと比較すると何らかの形で限定的になる状況に陥る可能性があることを、お客様にお知らせします。 該当する状況は、次のとおりです。

（1）インターネット接続障害。Zoom Phone サービスを提供しているインターネット接続が中断されると、中断中はお客様または貴社が Zoom Phone サービスにアクセスできないため、その間は 911 サービスにアクセスできません。

（2）ネットワーク設定。貴社のネットワーク設定で Zoom Phone サービスの接続が許可されていない場合、Zoom Phone サービスにアクセスできず、結果として 911 サービスにもアクセスできません。

（3）サービス移転と非ネイティブの電話番号。従来の緊急通話サービスでは、ユーザーの電話番号に基づいて、緊急通話の呼び出しが適切な地域の緊急対応係員または緊急通報受理機関（以下「PSAP」）に自動的にルーティングされます。 従来の Enhanced 911 サービス（別名: E911）では、緊急通話の呼び出しと一緒にユーザーの住所と電話番号が適切な PSAP に自動送信されます。 Zoom Phone サービスでは、お客様（およびお客様のユーザー）はブロードバンド インターネット接続があればどこでも Zoom Phone サービスを使用でき、取得した番号が現在地と一致しているとは限りません。そのため Zoom Phone 911 サービスの動作が、従来の緊急通話サービスの動作と異なる場合があります。

ユーザーの電話番号が必ずしもユーザーの物理的な所在地と一致しないため、すべてのユーザーは会社がサービスを設定するとき、Zoom Phone Communications, Inc.（「Zoom Phone」）に登録所在地を知らせる必要があります。 登録所在地は、ユーザーが Zoom Phone サービスを使用する予定の住所です。

Zoom Phone は可能な場合、ユーザーの登録所在地を自動的に PSAP に送信します。 したがってユーザーは、Zoom Phone サービスへのアクセスに使用する機器（たとえばノートパソコン、タブレット端末、モバイル デバイス、固定電話、デスクトップ コンピュータ）を移転する場合は、登録所在地を更新する必要があります。 ユーザーが Zoom Phone サービス経由で呼び出す緊急通報は、ユーザーが事前提供した登録所在地に基づいてルーティングされるため、更新を怠るとユーザーの現在地に即した PSAP にルーティングされない可能性があります。

ユーザーが Zoom Phone に登録所在地の変更を通知した場合も、新しい登録所在地が 911 サービスの適切なルーティング先として反映され、PSAP に通知されるようになるまで、時差が生じる場合があります。

PSAP に直接ルーティングできない場合、Zoom Phone は 911 サービスでの緊急通話を 24 時間年中無休の緊急コールセンターにルーティングします。同センターでは、訓練を受けた交換手が、911 サービスの発信者から名前、現在地、電話番号を聞いたうえで適切な緊急通報受理機関に連絡を取り、出動を要請します。 ユーザーの住所と電話番号がコールセンターで自動受信されることはありません。

（4）停電。インターネット接続および Zoom Phone Service にアクセスしている機器に電力を供給するバックアップ システムがない限り、停電時は電話サービスと 911 サービスを利用できません。

（5）発信専用内線。社内に発信通話専用の内線を設けることもできます。 発信専用の内線には、着信用の電話番号が割り当てられません。また緊急通報受理機関への発信には使用できません。

お客様のアカウント管理者は、ユーザーを Zoom Phone サービスに登録する前に、この通知を読み、理解したことを確認する必要があります。 登録所在地がこまめに更新されていること、また各ユーザーが 911 サービスでの緊急に関するお客様への通知の全要件に準拠していることを確認する責任は、お客様が負います。